
署名提出のご報告
「天草に核のゴミを一切持ち込まないことを要請」する署名 6,888票を2020年9月2日に天草市長に、9月9日に上天草市長に、そして9月14日に苓北町長にそれぞれ提出してきました。
中村五木天草市長としては、今のところ 原子力環境整備機構(NUMO) から何の依頼も来ていないが、自分が市長をしている限りは依頼があっても断固として拒否するとテレビや記者さんの前ではっきりとおっしゃっていただきました。天草市の3月の議会でも「天草市に核は持ち込ませない」と断言されていらっしゃったようで、改めてメディアの前で宣言していただく形になりました。
堀江隆臣上天草市長からも核のゴミは受け入れないと仰っていただきました。 NUMO が作成した特性マップでは、上天草沿岸全域や大矢野地域の大部分が最終処理場に適していると判定されていたことに驚いていらっしゃいました。 また、北海道の寿都町のように、国からの交付金が市にとって必要かどうかという金銭的な話ではなく、原発自体を否定的に捉えていらっしゃるようでした。 フィンランドのオンカロの話や、九州に走っている日奈久断層の話など、最終処分場の話はもちろん、原発自体の危険性まで取り上げてくださいました。 また、上天草沿岸は浅瀬が多く、大きな船は入りづらいと地理的にも船で核のゴミを運んだり、原発建設には適していないともおっしゃっていました。
また、田嶋章二苓北町長にも「苓北町に核のゴミは受け入れない」とご回答いただきました。苓北町は、熊本県の電気の約8割をまかなっているだけあって、町長の電気に関する知識はとても豊富だと感じました。 その中で、苓北は地下資源が豊富にあり、有田焼などに使われる天草陶石がたくさん採れる地域であることや、活火山である雲仙普賢岳に近いこと、九州を走る活断層のことを考えると苓北町は、NUMO が考えている、核のゴミを地下深部に埋める地層処分場には適していないとおっしゃっていました。 また、原発が事故を起こせば取り返しのつかないことになってしまう、原発を根本から考え直さないといけないということにも言及されたり、さらには苓北町に現存している火力発電を自然エネルギーとうまく組み合わせていきたいともおっしゃっていました。
天草全域の長に「天草に核のゴミを受け入れない」とご表明いただきました。 今後、各地域の議員さんに議会で再度この議題を取り上げていただき、議会で答弁していただく予定です。以上をもちまして、今年1月から続けてきた署名活動を無事終えることができました。署名活動にご協力いただいたみなさまに心より感謝いたします。どうもありがとうございました!
要請書
自治体回答


天草市は、テレビや新聞で取り上げていただいたので、回答は特にお願いしませんでした。
メディア掲載


ありがとうございます。
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